初デートで好きな女性とキスをする。
男性にとっては夢のような展開だが、本当に初デートでキスをしてもいいものか、もしOKならどんなタイミングですればいいのかと頭を悩ませている(妄想を膨らませている)男性諸氏は多いと思う。
そんな贅沢な悩みを抱えてこの記事にたどり着いたあなたのことだ、きっと素敵な女性との初デートが控えているのだろう。何とも羨ましい限りだが、そうやって思い悩むことこそが恋愛の楽しみだ。存分に味わって欲しい。
イケメンではないが恋愛経験だけは豊富な私に言わせれば、初デートキスで悩んでいる段階で初々しいなと思うのだが、思い返せば昔の私も同じように悩んでいた。
今回は、大人の恋愛における「初デートでキス」について、成功させるコツやNG行為を男性視点で語ってみたい。この記事を読み終わるころには、あなたの心の迷いも解消できているはずだ。
初デートでのキスはもちろんアリ
さっそくだが、悩める男性諸氏にとっては朗報だ。結論から言えば、初デートでキスはもちろん大アリ、私はそう断言する。
ネットや雑誌など各方面での意見を調べると、男女共に初デートキスOKとNGは半々くらいに別れるようだ。
中には、付き合っている前のキスはダメ!などという意見も散見されたが、ウブすぎて鳥肌が立つ思いがした。そういう意見も尊重するが、せいぜい学生までにしていただきたい。
このブログのテーマは大人の恋愛。想定読者も大人の男性だ。
30歳以上の大人なら(あるいはそれを目指す20代も)、初デートでキスOKは当然だと認識してほしい。
もちろん、初デートで必ずキスができるとか、キスをしろとか言っているのではない。そこは勘違いしないでほしい。
私が言いたいのは、初デートでキスすることに後ろめたさを感じたり、無理に我慢する必要はないということだ。
初デートキスを成功させるための条件や注意点はもちろんある。どういうことか説明していこう。
キスする展開になるかどうかは女性との関係次第
身も蓋もない話だが、初デートでキスができるかどうかは、あなたと女性との関係ですべてが決まる。当たり前のことを言うなよと思われるかもしれないが、真実だから仕方ない。
初デートの前にあなたと女性の関係が深まっていてお互いに好意があることもわかっていれば、キスすることになっても何も不思議はない。当たり前のことだ。
あるいは、そこまで関係が深まっていなくても女性があなたに強い好意を持っている場合も同じことだろう。
逆に、デートがほぼ初対面で話すのも初めてに近い状態なら、ヤリモクだったり遊びの場合を除けばキスまで進むとは考えにくい。
初デートキスを妄想して楽しむのは自由だが、あなたと彼女の現在地点を客観的に見つめる必要はある。
では、続いて初デートでキスを成功させるための具体的なコツを説明しよう。
事前にステップを踏んで女性の様子を見る
デートでキスをしようとして失敗する原因で多いのが、突然すぎることだ。それまで良い感じでデートをしていたのに、酒の勢いも手伝っていきなりキスをしようとする輩が多い。もちろんそんなのは論外、NG中のNGだ。
いきなりキスを求めてはいけない。あなたの中でどんなに盛り上がっていようと、相手のテンションがあがっていないのなら、キスはダメだ。
逆にいえば、キスをしたいならデートの時間を通じて彼女のテンションを高めていかなければならないということだ。相手があなたに好意を持っていて、かつテンションが高まれば、あとはちょっとしたきっかけでキスをする流れになる。
では、初デートでキスをするための空気をどうやって作っていけばいいのだろうか。心配しないで欲しい、やるべきことはシンプルだ。
はっきりと好意を示す
まず第一に、あなたが彼女を好きだということを彼女にはっきりと伝えることだ。といっても、学生のように「好きです、付き合ってください」と言え、というわけではない。
詳しい説明は別の記事にゆずるが、とにもかくにもあなたが彼女のことをどれだけ好きで、大切に思っているかをデートの最中にしっかり伝えて欲しい。
女性はあなたが思っているより遥かに繊細だ。女性が嫌がるのは、自分のことを本当はそれほど大切に思っていない男に騙されることだ。
男に騙されたときの、身体的、時間的、精神的なダメージは我々男性には想像できないほどに大きい。
だから、再三再四、女性は男の愛を確かめようとする。あなたは彼女の信用を得られるように、誠心誠意、好意を示す必要がある。
ボディタッチで女性の反応を探る
できれば手をつなぎたいところだが、難しいようなら無理をせずにボディタッチでもいい。体が接触したときに相手の女性がどんな反応をするのか探ろう。
嫌そうだったり困った反応をするようなら、残念ながら初デートでキスできる可能性は低い。無理せずに、次回以降のデートにしっかりつなげる作戦へ移行しよう。
ちなみに、ボディタッチといってもベタベタ触ってはいけない。あくまで手や腕の近くをほんの少し触れる程度だ。もちろん、腰や下半身などデリケートなところにさわるのは絶対にNGだ。
軽い女と思われたくない女性心理を理解する
あなたに好意があるかどうか、付き合うにふさわしい男かどうか見定めている段階だから、初デートでキスはNGという女性の気持ちはもっともだ。
それ以外にキスを許可しない理由として多いのは、尻の軽い女だと思われたくないというものだろう。
この女性心理を逆手にとるくらいの余裕が男には欲しいものだ。
わたしの「師匠」とでも呼べる恋愛上級者だった先輩は、初デートで盛り上げに盛り上げたあと(いつでもキスできる空気)、わざとキスをしなかったり、してもフレンチキスで止めることを実践していた。
じらされた女性はメロメロになるのだ。
軽い女として思われたくない女性願望を満たしつつ、実際にはこちらが主導権を握るわけだ。わたしはそこまで我慢がきかないので、初デートでキスをするのはしょっちゅうだが、いい作戦だとは思う。
これは恋の駆け引きであり、楽しい恋の一幕でもある。精神力が試される上級技だが、ぜひいつか試してみて欲しい。
お互い好意があるなら初デートから熱いキスもOK
初デートのキスがライトかディープなものになるのかは、お互いがどれくらい好きなのかと積極性によって決まってくる。好き同士で積極的なふたりなら、黙っていても熱いキスになるだろう。
私も積極的な女性とデートしたときには、初デートからとろけるようなキスをして時間を忘れる体験をしたのを覚えている。しかもタクシーの中で。
ちょっと遠慮がちに頬にキスをしようとしたら、向こうから振り向いて濃厚なキスをしてくれた。それからというもの、デート帰りのタクシーでのとろけるキスがお互い病みつきになった。
ドライバーにバレないか(バレていると思うが)というスリルも相まって、人生でも最高に興奮するキスとなった。
余談が過ぎた。初デートでするキスは、相手の性格を見極めて3タイプを使い分けるようにできれば上級者だと思う。
- 軽いキス、頬にキス
いちばん実行しやすいのがこれだ。唇にそっとキスをしよう。唇へキスするのがハードルが高いときは、頬キスを狙おう。横並びの状態から不意打ちキスをするのもアリだ。 - 濃厚なキス
お互いに好意があるときは熱いキスをするチャンス大だろう。二人きりになれる、人目のつかないシチュエーションさえ作れればこっちのものだ。 - 握った手にキス
もうひとつ、おすすめなのがこれだ。ただし、ややキザな感じになるので難易度は高い。
ポイントは遊び心たっぷりにすること。流れの中でスマートに済ませて「キザすぎる笑」と言われるくらいにできれば大成功だ。
初デートでキスできるかは場所とタイミングで決まる
キスできるかもしれない、という空気感をうまく作ったら、あとは場所とタイミングだ。そのふたつさえ用意できればキスする流れは自然にできる。
デートの帰り際、人目のつかない場所で
初デートでのキスという条件を考えると選択肢はほとんどない。デートの帰り際、人目のつかない場所というのが鉄板だろう。
デートの店選びの際には、この条件をクリアできるかどうかをぜひとも検討すべきだ。店を出たあとどこに向かうのか、どの道を通るのか、できれば実際に足を運んで下見をしよう。
私のおすすめは、都内なら西新宿だ。高層ビルが並ぶオフィスエリアなので、夜遅くなると人通りはまばら。おまけに人目につかない物陰のスペースもあちこちにある。
西新宿のデート帰りに手をつないで歩けば、否が応でも「キスするかも」というドキドキ感を女性に感じさせることができる。気分を盛り上げて、あとはスマートにキスしよう。
バーの暗がりを利用して
もうひとつの候補が二次会のバーだ。カウンターしかない小さな店では難しいので、大きめのバーを選ぼう。ホテルにあるようなバーならソファ席もあり、二人きりになれる。
周りに人がいても、かなり薄暗いし、みんな酔っているのであなたたちがイチャイチャしていても誰も気にもとめない。
さすがに熱いのは無理かもしれないが、頬にキスするくらいライトなものならまったく問題なくできるだろう。
ホテルのオーセンティックなバーは敷居が高く感じるかもしれないが、心配しないでいい。格式が高いバーのほうが、初心者に対して親切にしてくれるものだ。
バーは大人のデートに使えるので、ぜひとも慣れて欲しい。一人でバーに行く練習をするのがおすすめだ。3回行けば、もう怖くなくなるだろう。
初デートのキスでやってはいけない5つのNG行為
最後に、これはやめておくべきというNG行為をリストアップしておこう。
- 臭いのキツイものを直前に食べる
付き合ってから長いふたりならいざしらず、初デートでは食べ物に気をつけよう。
私は、大好きだった年下の子との最初のキスで強烈なニンニク臭に恋心を壊された経験がある。BBQデートを選んだ自分が悪いし、それだけの気持ちだったといわれればそうなのだが・・・とにかく臭いものは避けよう。
また、店から出る前に口をゆすいだり、ガムを噛んで(女性にもさりげなくあげてOK)口臭対策をすること。 - キスしながらどさくさに体を触る
キスのついでにとばかりに体を触ってはいけない。手を握ったり肩をよせたりまでならOKだが、太ももや胸をさわるのはやめておこう。
たとえあなたがそう思っていなくても、ただの体目当ての印象を女性に与えてしまう。下手をすれば、これが最後のキス、2度と会えませんサヨウナラ、ということになるかもしれない。代償は大きい。 - 人目につく場所・明るい場所で
ちょっとサプライズとでも言わんばかりに、街中の大勢の人がいる場所でキスをするのもやめておいたほうがいい。そんな昔のドラマみたいなキスシーンに憧れている女性に出会う確率は低い。 - 無理矢理力づくで
もちろん無理矢理もNGだ。力であなたに敵わない女性は、抵抗することもできずにされるがままになるかもしれない。しかし、女性の心は傷つく。力尽くは絶対にNGだ。 - キスしてもいいかな?と聞く
初デートで手をつなぐのはアリかナシかと同じように、事前に女性の許可を取り付けようとするのは避けたい。女性はあなたの頼りなさに幻滅するかもしれない、私はあなたのママではない、と。
しかし例外はある。もし、茶目っ気たっぷり自信たっぷり確信犯的に(絶対にキスできるとわかっていて)「キスしていい?」と言い放つ自信がある場合はOKだ。私はこの技をよく使うが、失敗した試しがない。
大人の恋愛なら、初デートから積極的に
いかがだったろうか。初デートでのキスについて、私の経験を元に、私なりの考えを語らせてもらった。
私は別に欧米信者ではないが、日本の大人の恋愛は少々子どもっぽすぎると感じている。初デートではキスしない方がいいとか、3回目がベストとか、付き合う前はダメとか、まあ言いたいことはわかるが、中学生の校則じゃあるまいしと思う。
お互い好きなら、初デートからどんどんキスをすればいい、それだけのことだ。
今回はこれで終わりだ。大好きな彼女とあなたの初デートがうまくいくように、心から祈っている。